退職したけれど…運行管理者解任届を運送会社が届出してくれるか不安!

とある運送会社に勤めていた運行管理者が会社の方針に頭にきて退職し、別の運送会社の運行管理者として勤務することが決まったそうです。

ただ、当の本人が心配していたのは、当時勤めていた運送会社が、運行管理者の解任届出をしているかどうかでした。

じっさいにこのようなケースではどのような取り扱いになるのでしょうか?

1.会社は1週間以内に解任届出をする必要あり

すでに運行管理者として登録されている場合、別の会社や営業所の運行管理者に選任することができません。とくに、同じ管轄の運輸支局の場合、すぐに別会社で登録されていることを把握されてしまい、転職先の運行管理者として登録することはできないでしょう。

ただ、運行管理者は解任してから、1週間以内に届出する義務があります。

なので1週間経過したにもかかわらず、前の運送会社に登録されているため、転職先で運行管理者として選任できないことのほうがおかしいことになります。

2.運行管理者資格者証を別に持っている人がいなければ不安は当然

しかし、今回、相談者が「運行管理者の解任届出がされていないのでは…」という懸念はわかります。…というのも、中小企業が多いトラック運送会社において、現運行管理者が退職すると運行管理者の資格を持っている人が一人もいないということがあるからです。

話を聞いてみると、やはり、補助者資格はいるけれど、運行管理者の資格を持っている人がいないから、名前だけ残っている懸念があるとのことでした。

退職したにもかかわらず、名前のみ使用されることを恐れていたというわけなんですね。

3.運輸支局・トラック協会に相談するのもあり

運行管理者として新たに登録できなかったとしても、前運送会社が解任届出を忘れていただけかもしれません。だから、まずは確認することをおすすめします。

それでも、解任されることがなければ、トラック協会か運輸支局に直接、相談してみてはいかがでしょうか。

…というのも、いま運行管理者不在については、国は厳しく見ています。だから、すでに退職したにもかかわらず、名前が残っているならば、対応してくれる可能性が高いというわけなんですね。

4.個人で届出できない

運送会社が届出しないのであれば、個人で届出したいところですが、選任や解任は事業者が行うものなので、運行管理者本人が届出しても受理されません。

5.退職前に確認しておくこと

退職する前に確認しておきたいのは「運行管理者資格者証」「運行管理者講習手帳」を運送会社に預けている場合は、かならず返してもらうこと。これを忘れてはいけません。

資格者証は再発行できますが、発行されるまで時間がかかりますし、運行管理者講習手帳も再発行されますが、過去に受講した履歴が掲載されるわけではありません。(基礎講習の受講歴は記載してもらえる)

取り返さなければ、後々、後悔することになるので忘れないようにしておきましょう。